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ライスセンターの利用料など

都会に居れば知ることも無いことだけど、お米が量販店などに並ぶまでには様々な工程があるのだ。

稲刈りしたお米は、普通、籾がついた状態で乾燥機にかける。灯油などを使って熱風を送風して14.5%程の水分量にする。
天日干しした場合でも、重なっていた部分など水分量にムラがあるので送風のみして均一にする。(機械に頼らない場合はさらにムシロなどで広げて干せば良いが…大変)。

乾燥が完了すると、ベルトコンベアを通って籾摺り機に運ばれ玄米となり、色彩選別機にかけられ、粒ぞろいの美しい上等なお米になって出てくる。

11月7日:軽トラ横付けで乾燥機に持ち込んだ籾が投入されていく〜。大きな倉庫に7台、稼働中。
IMG_4774-1.jpg

11月8日:乾燥機の裏側
P1080511-1.jpg
水分量が均一に仕上がった我らのお米達は次の工程へと運ばれていく〜♪

おっちゃんが何やらしてるのが「籾摺り機」。左のダクトから籾が流れてくる。
P1080513-1.jpg
籾摺り機とはいえ一回通っただけでは籾が外れないお米もある。だからといって玄米になったものまで一緒に何度も籾摺りすると割れたりするので、篩いにかけて籾を選別し返すという方式。
P1080514-1.jpg
フタを開けて見せてもらうと篩いが何層もあり、返り籾を選別していた。その際、稲こうじ・石・木片・切りワラ等を除去してくれる優れものなのだそうだ。

光を放っているのが「色彩選別機」。お米に光を透過し色の付いたものははじき出される。
P1080516-1.jpg
色つきを発見する度に10レーン位あるセンサーが反応するのですが、ピカピカしまくっておりました…。
仕上がったお米はおっちゃんの上にあるタンクに運ばれ、下で30kgに計量し袋詰めしてくれる。
くず米は右の緑色のタンクに運ばれ、同じく袋詰めされる。

利用料は、出来上がった玄米の袋数×550円(組合員は450円)。持ち込んだ籾の量ではなく出来高で計算される。

余談--------------------
お米の作り方にも様々あって(中山間地の例え)小規模の場合は家族親戚が食べる分だけ作付け、中規模なら大小数十箇所の田んぼで稲を作って個人的にお米を売るひと、大規模なら法人で大きな田んぼを何十町も作る。
それぞれ、使用する機械も違って、乗用できない歩行型から乗用はもちろんのこと冷房完備の部屋付き?その上、傾きを検知して水平にしてくれるなどマイコン制御が付いたものまである。

規模により、耕運機(歩行型)はトラクター(乗用)となり、稲刈りと脱穀を同時にこなすコンバインとなる。これらも常に新型が登場し、より便利に快適に高額になっている。
それらを求めるほど耕作面積を拡大せざるをえなくなるが、対価を得るのは容易ではないのだ。

米食離れやら海外のお米を輸入するやらで、米の買取価格は安く、さらには肥料や農薬は消費税アップにともなって高くなり、効率の悪い山間地は獣害による損失も多く、水路にかかる費用もある。
作るのが馬鹿らしくなる一方で『他人の食う米なんて作ってられるか~』ってなるか『可能な限り人手をかけない!』まず苗にしっかり農薬をかけ、雑草が出るのを見計らい除草剤をまき、一発肥料という、名の通りの成分と働きをする化学肥料をまき、ヘリコプターで農薬を散布してもらう。

現代人は美味しいものがありすぎて、お米を3食食べるひとも少ないだろうし、食べても味の濃い、カレーをかけたり丼にしたりチャーハンにしたりしてお米そのものの味を噛みしめることもなくなっていると思う。コンビ二のおにぎりとかお弁当とかばかり食べてる人はきっと我らが食べてるお米を食べたら、お米ってこんなに美味しいんだ~って感激するだろうなぁ。

で、私らはそんな美味しいお米を存分に食べたい♪
でも裕福ではないので、手植えもすれば人力で動かす道具も使うし、農薬やら化学肥料も使わない!
それでも体にやさしい文明の利器は使わせてもらうほうが絶対に利口なので、耕運機、田植え機、稲刈機(通称:バインダー)、脱穀機(通称:ハーベスタ)、それと忘れちゃならない草刈機と軽トラ!は、いろんな方に助けられて有難く利用させてもらっている。
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篩と色選別機で落とされたクズ米の処理代、1袋(30kg)で150円+袋代30円=180円。
クズ米とは:こちらの城原ライスセンターでは1.85mmの篩から落ちた米。
この屑米がどうなるかというと、まず1.7mm(数値は定かでない)の篩に残ったものを激安米としてスーパーなどが店頭に並べ、順次、米菓、餌、糊の原料などとして利用される。

見事1.85mmの篩から落とされず、さらに色選機(雑穀、石、カメムシなど虫が吸って黒くなった米、シラタ(通常、日中に出来たでんぷんは温度が下がる夜に米粒に蓄えられ登熟してゆくが、夜も暑いとそのサイクルが乱れ未成熟となったりする、高温障害といわれる)などを光をあてて選別する)にかけられ上等と診断?されたものだけが玄米として袋詰めされる。

本来は、利用料とクズ米の処理代を支払うことになるのだが、城原ライスセンターではクズ米の規定が他のライスセンターより厳しい基準で行っているため買取価格が高く(今年は)1kg115円(30kg3450円)で、支払いより買取が多く差額をもらえる。

ちなみに今年の米1袋30kgの買取価格は、農協が5600円こちらのライスセンターでは6600円とのこと。

絶対におかしいよ。どんなに簡略化しても草刈、水管理、獣対策はしないと出来ないのに1反作っても10万円にもならないんじゃあ。農業は虐げられてる感があるなぁ~耕作放棄が増えるも当然だよ。

田舎の現状は、知れば知るほどやるせない気持ちが募る…。

メモ:
一枚田:コンバイン袋4体、3枚田:9体、2枚田:4体=合計17体
1体32kg程にして16体(約510kg)ライスセンターへ。
出来上がり、上等米8.5体=255kg、くず米5体(もったいないので、うち2体持ち帰る)
なんと5割仕上がり!7割仕上がり位を予想していたが…。くず米をみると相当「悪くないんじゃね」っていう粒のサイズが小さいだけのが含まれていたので、来年は追肥をしてみようと相棒が云っている。
無農薬・有機栽培だからってしょぼいとは限らないはずなのだ!
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